アナログの強みはなんですか? 生徒からの質問

サイエンス記事

デジタルのメリットを説明していて、逆にアナログの強みはなんですか?という質問を受けました。

Copilotに聞いてみました。ただし、Copilotのような生成AIの回答はクリティカルシンキングの姿勢でほんとにそうなのかをよく吟味する必要があります。

Copilotへの質問

デジタルとアナログを比較した場合、アナログのメリットはなんですか?
Copilotの回答

アナログにはデジタルにはないいくつかの独特のメリットがあります。以下にいくつか挙げてみますね:

  1. 音質: アナログのオーディオは、デジタル音源に比べて暖かく、自然な音質を持つとされています。例えば、ビニールレコードの音は多くの音楽愛好家に支持されています。
  2. 耐久性: アナログの機器やメディアは物理的に存在するため、デジタルメディアのように消失するリスクが少ないです。例えば、ビニールレコードやカセットテープは、適切に保管すれば長期間にわたり再生可能です。
  3. 感触とインタラクション: アナログ製品は物理的な操作感があります。例えば、アナログカメラのフィルムを巻く作業や、レコードプレイヤーに針を置く感覚は、デジタル機器では味わえない特別な体験です。
  4. アーティスティックな価値: アナログの手法はアートやクリエイティブなプロジェクトにおいて独特の価値を持ちます。フィルム写真の独特な質感や、手書きのデザインの温かみは、デジタルでは再現しづらいものです。
  5. シンプルさと信頼性: アナログ機器は一般的に構造がシンプルで、故障時に修理がしやすいです。また、デジタル機器のようにソフトウェアのバグやアップデートの問題に悩まされることが少ないです。

それぞれの用途や好みに応じて、デジタルとアナログのどちらを選ぶかは異なりますが、アナログにはその独特な魅力と利点が確かに存在します。あなたはどちらの方が好きですか?

1.の音質に関して

滅多にみることのなくなったレコードですが、最近になって再び人気がでているというニュースを時々聞くようになりました。

レコード板に溝を掘ることで音をアナログ的に保存しています。ただ、レコードの音を再生するレコードプレイヤーは内部でデジタルのアンプを使っているのではないでしょうか。全部がアナログではないですね。

コンサートホールなどでの生演奏はアナログの音で、生の迫力があり感動しますが、これはその場の雰囲気なども影響していそうです。

2.の耐久性に関して

デジタルの機器やメディアも物理的に存在します。CDとかブルーレイディスクといったメディア、ハードディスクドライブといった機器があります。

ただ、流行りのメディアがどんどん変わるので昔のデジタルメディアを再生できる機器がもうないといった問題はあります。

今はネットで音楽を聴くことが多いので物理的なメディアを自分で保管する機会も少なくなってきました。

アナログのメディアとして「ソノシート」という塩化ビニールで作られた薄手のレコードがあります。わたしも子供のころに買ってもらった鉄人28号とかエイトマンのソノシートをまだ持っていますが、50年以上経った今でも、レコードプレイヤーで再生して聞くことができます。

3.の感触とインタラクションに関して

アナログカメラのフィルムを巻く作業や、レコードプレイヤーに針を置く感覚は、デジタル機器では味わえない特別な体験と言われてもそれを経験したことのない若い人にはわからないでしょうね。

昔の人なら、レコードから出るプツプツというノイズ音もたまらないということもありますが。

4.のアーティスティックな価値に関して

デジタルのタブレットの性能があがってきたので、タブレットペンで書いても手書きの温かみのかなりの部分が表現できるようになってきたと思います。

5.シンプルさと信頼性に関して

昔はアナログの機器は自分で直すことができる場合が多かったと思います。今のデジタル機器は故障したら全とっかえとなることがほとんどだと思います。

 

まとめ

アナログにはアナログの良さがあるということは否定できないですが、実際にはそこにもデジタル技術が入り込んでいる場合が多く、アナログorデジタルのどっちかというのではなく、アナログとデジタルの融合が今後も進んでいくのではないでしょうか。