小学生(コース1〜4)プログラミングコース カリキュラム紹介|はじめてのプログラミング編

ここでは、コース1〜4(1年間・全4コース・全48回)で、毎回どんなことを学ぶのかを週ごとにご紹介します。プログラミングとの出会いとなるこの4コースでは、「上から順番に実行される」「合図(イベント)で動く」「同じ動きをくり返す」「もし〜ならで動きを変える」「数字を箱(変数)に入れて使う」といった、プログラミングの一番の土台になる考え方を、Scratchのブロックとマウス操作からはじめ、Roblox Studioの3D空間へと少しずつ広げながら、じっくりと体験していきます。各コースは3か月・全12回で構成され、1か月ごとにScratch2週間→Roblox2週間という流れで、同じ考え方を2つの環境で行き来しながら学びます。

進め方は下記のW1(Week 1)60分間を毎週行う場合とW1(Week 1)とW2(Week 2)をまとめて120分授業とし隔週で行う場合があります。

コース1「プログラミングってなんだろう?」(だい1クール)

プログラミングとの出会いの3か月です。マウス操作やブロックの組み方に慣れながら、「上から順番に実行される」「合図(イベント)で動く」「同じ動きをくり返す」というプログラムの基本の3要素を、Scratchのキャラクターと、Roblox Studioの基本操作を通して体験します。

1か月目:じゅんばんとイベント

  • W1[Scratch]はじめてのプログラム:緑の旗という「合図」でキャラクターが動くしくみを作り、プログラムが上から順番に実行されることを体験します。
  • W2[Scratch]キー入力でキャラクターを動かそう:矢印キーやスペースキーの入力という合図でキャラクターを操作し、複数のイベントを同時に扱う感覚をつかみます。
  • W3[Roblox]Robloxスタジオをたんけんしよう:Roblox Studioの画面構成に慣れ、パーツの配置・移動・拡大縮小・回転・色変更を操作しながら3D空間に親しみます。
  • W4[Roblox]スクリプトでパーツを動かそう:Luauのスクリプトでパーツを自動的に作成・配置し、「手で置く」のと「プログラムで置く」の違いを体感します。

2か月目:くりかえし(ループ)

  • W5[Scratch]「ずっと」でアニメーションを作ろう:「ずっと」ブロックで、跳ね返りやコスチューム切り替えが延々と続くアニメーションを作ります。
  • W6[Scratch]「〇回くりかえす」で模様を描こう:回数を指定するくりかえしとペン機能を組み合わせ、正方形や三角形など規則正しい模様を描きます。
  • W7[Roblox]forループでブロックを一列に並べよう:Luauのfor文でパーツを自動的にたくさん並べ、塀のような構造物を作ります。
  • W8[Roblox]階段を作ろう:for文とy座標を組み合わせて段々になった階段を作り、実際にキャラクターでのぼって確かめます。

3か月目:音・見た目とミニ発表

  • W9[Scratch]音を鳴らして表現しよう:音ブロックを使い、キー入力や動きに合わせた効果音を作品に加えます。
  • W10[Scratch]コスチュームを切り替えてミニアニメを作ろう:イベント・くりかえし・音を組み合わせ、短いオリジナルアニメーションを完成させます。
  • W11[Roblox]色と素材でミニシーンを作ろう:パーツの色や素材(木・金属・草など)を変え、雰囲気の違うミニシーンを表現します。
  • W12[Roblox]発表会:ミニシーンをお披露目しよう:3か月間で学んだ内容を使って作品を仕上げ、クラスで発表し合います。

コース2「変数と座標の冒険」(だい2クール)

「変数」という、数字を入れておく箱のような考え方を、スコアやカウンターを通して理解します。Scratchの2D座標(x, y)からRobloxの3D座標(x, y, z)へと自然に発展させ、「ぶつかったら〇〇する」という当たり判定の考え方を体験しながら、簡単な収集ゲームを完成させます。

1か月目:変数の基本

  • W1[Scratch]変数ってなに?:変数(数字を入れておく箱)という考え方を知り、スコアを作って自分で書き換えられるようになります。
  • W2[Scratch]カウンターを使ったミニ機能:複数の変数を使い分け、カウントダウンやタイマーのようなしくみを作ります。
  • W3[Roblox]Robloxのスクリプトに挑戦:Roblox Studioのスクリプトエディタの使い方を知り、local変数でスコアのような値を管理します。
  • W4[Roblox]変数でブロックを変化させる:変数の値を使ってパーツの大きさや色を変え、数字を書き換えるだけで見た目が変わる感覚をつかみます。

2か月目:座標の世界

  • W5[Scratch]x座標・y座標で動かそう:ステージの位置が(x, y)という2つの数字の組で表せることを理解し、座標を指定して動かします。
  • W6[Scratch]端でバウンド:「もし端に着いたら跳ね返る」を使い、画面の中で跳ね返り続ける動きを作ります。
  • W7[Roblox]3D空間の座標(x, y, z):Robloxの3D空間には奥行き(z軸)があることを理解し、Vector3で位置を指定します。
  • W8[Roblox]CFrameで動かそう:くり返しの中で位置を少しずつ変え、パーツに動きをつけるCFrameのしくみにふれます。

3か月目:当たり判定とミニゲーム

  • W9[Scratch]ぶつかったら?当たり判定:「〜に触れた」を使い、スプライト同士の接触を判定してスコアを増やします。
  • W10[Scratch]コイン集めゲームを完成させよう:複数のコインを配置し、全部集めたらクリアになる収集ゲームを完成させます。
  • W11[Roblox]Touchedイベントに挑戦:RobloxのTouchedイベントで、パーツ同士がふれたときの処理を作ります。
  • W12[Roblox]収集ミニゲームを完成させよう:複数のコインとスコア管理を組み合わせ、Roblox版の収集ミニゲームを完成させます。

コース3「条件分岐とゲームのしくみ」(だい3クール)

「もし〜なら」という条件分岐(if文)を学び、キー入力や状態によって動きを変えられるようになります。乱数(ランダム)を使うと毎回違う結果になることを体験し、スコアとライフ(残機)のあるミニゲームを企画から完成まで作り上げます。

1か月目:もし〜なら(条件分岐)

  • W1[Scratch]もし〜ならを知ろう:条件によって動きを変える「もし〜なら」ブロックの使い方を理解します。
  • W2[Scratch]上下左右に動くキャラクター:複数の「もし〜なら」を組み合わせ、上下左右キーに対応する操作を作ります。
  • W3[Roblox]if文でパーツの色を変える:Luauのif文の書き方を理解し、条件によってパーツの見た目を変えます。
  • W4[Roblox]条件によってパーツを動かす:スイッチに触れたらドアが動くしかけを、if文と状態を覚える変数で作ります。

2か月目:乱数とランダム性

  • W5[Scratch]乱数を使ってみよう:「〇から〇までの乱数」ブロックを使い、実行するたびに結果が変わるランダムな値を扱います。
  • W6[Scratch]くじ引きゲームを作ろう:乱数と条件分岐を組み合わせ、当たり・はずれのあるくじ引きゲームを作ります。
  • W7[Roblox]乱数でパーツをランダムに配置する:Luauのmath.random()を使い、ランダムな位置にパーツを自動生成します。
  • W8[Roblox]乱数で色を変える宝探しゲーム:乱数で色を決めるパーツと条件分岐を組み合わせ、簡単な宝探しゲームを作ります。

3か月目:スコア・ライフ管理のゲーム制作

  • W9[Scratch]ライフとスコアのしくみを作ろう:変数(スコア・ライフ)と条件分岐を組み合わせ、ゲームの基本ルールを作ります。
  • W10[Scratch]ミニゲームを完成させよう:乱数・変数・条件分岐を組み合わせ、遊べる状態までミニゲームを完成させます。
  • W11[Roblox]ライフとスコアの仕組みをRobloxで作ろう:Scratchで作ったライフ・スコアのしくみを、Robloxの変数とif文で再現します。
  • W12[Roblox]ミニゲームを完成させて発表しよう:乱数・条件分岐・変数を組み合わせ、Roblox版のミニゲームを完成させて発表します。

コース4「作品づくり発表会」(だい4クール)

これまでの3コースで学んだ「じゅんばん・くりかえし・条件分岐・変数・座標」を総動員し、自分だけのオリジナル作品(ゲームまたはアニメーション)を企画から発表まで行います。「作る」だけでなく「人に見せる・説明する」経験を通じて、大きな達成感を得られる1年の締めくくりです。各週は決まった題材を全員で作るのではなく、生徒それぞれが自分の作品に必要な要素を選びながら、企画→制作→仕上げの流れで進めます。

1か月目:企画とアイデア出し

  • W1[Scratch]どんな作品にする?:作りたい作品のイメージを、企画用紙に言葉と絵で書き出します。
  • W2[Scratch]うごきのプロトタイプ:主人公をキー入力で動かす、作品の一番はじめの動くしくみを作ります。
  • W3[Roblox]企画をRobloxで考えてみよう:Scratchで考えた企画を、Robloxの3D空間ではどう表現できるか設計図に落とし込みます。
  • W4[Roblox]かんたん試作をつくる:パーツの配置とスクリプトを組み合わせ、Roblox版の最初に動くしくみ(試作)を作ります。

2か月目:制作

  • W5[Scratch]見た目をつくり込む:コスチュームや背景を編集し、歩くアニメーションなど作品の世界観を表現します。
  • W6[Scratch]音とスコアを足す:音ブロックと変数(スコア)を組み合わせ、作品に達成感を加えます。
  • W7[Roblox]パーツを作り込む:for文を使って、企画に合わせた仕掛けや装飾パーツを複数配置します。
  • W8[Roblox]スクリプトを作り込む:変数やif文を組み合わせ、Roblox版にもスコアや達成条件のしくみを作ります。

3か月目:仕上げと発表

  • W9[Scratch]仕上げ・動作確認①:作品全体を通してテストプレイし、企画通りに動くか確認・修正します。
  • W10[Scratch]仕上げ・動作確認②:改善点を反映し、タイトル画面も加えてScratch作品を完成させます。
  • W11[Roblox]仕上げ・発表準備:Roblox版作品を完成させ、発表に向けて紹介ポイントを整理します。
  • W12[Roblox]発表会・ふりかえり:完成した作品(Scratch版・Roblox版)を発表し、1年間の学びを自分の言葉でふりかえります。