新・上級Bコーステキスト
学習指導案
学習指導案
■単元名
新・上級Bコース Unit1-6 確率と統計1
■単元の学習目標
加法定理と乗法定理などの確率の基礎を学ぶ。
平均、メジアン、標準偏差といった基本的統計量を学ぶ。
推定と仮説検定を学ぶ。
■テーマ選定の理由
確率と統計は科学の基礎とも言えるだけでなく、実社会でも役に立つ重要な学問分野である。コンピューターを使えば効率良く学習できるが、そのような機会はなかなか無い。ここでは、Pythonを使って基本的な確率・統計の考え方を理解するとともに、実際に確率・統計の計算ができるようにする。
■単元の学習計画
カリキュラム
確率の計算 Unit1 60分
加法定理と乗法定理
バースデーパラドックス
基本的統計量 Unit2 60分
推定 Unit3
推定 Unit4
仮説検定 Unit5
仮説検定 Unit6
■育成したい思考力
ロジカルシンキング
クリティカルシンキング。例えば、バースデーパラドックス。
■評価計画
確率の基本的な考え方を理解している。
基本的統計量が計算できる。
■応用・発展
身近なデータを使って基本的統計量を算出してみる。
講義
Unit 1
Unit 2
Unit 1 and 2 講義動画
Unit 3
Unit 4
Unit 3 and 4 講義動画
Unit 5
Unit 6
Unit 5 and 6 講義動画
学習指導案
学習指導案
■単元名
新・上級Bコース Unit7-8 確率と統計2
■単元の学習目標
アンスコムのデータセット、ランダムウォーク、モンテカルロ法など、統計で話題になる事柄を学ぶ。
ベンフォードの法則を様々な計算データで確認する。
■テーマ選定の理由
■単元の学習計画
カリキュラム
統計の話題 Unit7 60分
乱数
ランダムウォーク
モンテカルロ法
ベンフォードの法則 Unit8 60分
■育成したい思考力
ロジカルシンキング
■評価計画
■応用・発展
講義
Unit 7
Unit 8
Unit 7 and 8 講義動画
学習指導案
学習指導案
■単元名
新・上級Bコース Unit9-12 ベイズ統計
■単元の学習目標
ベイズ統計、特にベイズの定理を理解する。
ベイズ的意思決定、ベイズ更新、ベイズフィルターなどが実際に役立つことを理解する。
■テーマ選定の理由
ベイズ統計学は実社会の広い分野で応用が効くことから、脚光を浴びており、実際に様々な分野で活用されている。しかしながら、多くの生徒はベイズ統計学について、きちんと学ぶ機会が少ない。ここでは、基本となる定理とその様々な応用を見ていく。
■単元の学習計画
カリキュラム
ベイズ統計とは Unit9 60分
確率の基本
ベイズの定理
難病xの疑い
ベイズ的意思決定 Unit10 60分
ベイズ更新 Unit11 60分
ベイズフィルター Unit12 60分
■育成したい思考力
ロジカルシンキング
クリティカルシンキング。例えば、難病xの疑い。
■評価計画
ベイズの定理を理解して、使うことができる。
ベイズ的意思決定について理解している。
ベイズ更新について理解している。
ベイズフィルターについて理解している。
■応用・発展
ベイズ統計学についてさらに自分で調べてみる。
講義
Unit 9
Unit 10
Unit 9 and 10 講義動画
Unit 11
Unit 12
Unit 11 and 12 講義動画
新・上級B 課題
課題1 区間推定の問題
あなたは果物の市場調査を行い、以下のりんごの重量データを収集しました(単位はグラム):
りんごの重量 150 155 160 148 157 162 153 149 158 151
このデータに基づいて、りんごの重量の95%信頼区間を求めてください。
ヒント:
1.Pythonライブラリのnumpyとscipyを使用すると便利です。
2.データは
weights = np.array([150, 155, 160, 148, 157, 162, 153, 149, 158, 151])
のように与えるとよいでしょう。
3.データの平均と標準誤差を計算します。
4.信頼区間を求めます。
課題2 仮説検定の問題
あなたは2つの異なる肥料(肥料Aと肥料B)が植物の成長に与える影響を調査しています。
以下のデータは、それぞれの肥料を使用して10日間育てた植物の高さ(単位はcm)です。
肥料Aによる植物の高さ: 20 22 21 23 24 19 18 22 21 20 肥料Bによる植物の高さ: 15 17 16 14 18 16 15 19 17 18
このデータに基づいて、肥料Aと肥料Bの効果に有意差があるかどうかを判断してください。
有意水準は5%とします。
ヒント
1.Pythonライブラリのnumpyとscipyを使用すると便利です。
2.データは
fertilizer_A = np.array([20, 22, 21, 23, 24, 19, 18, 22, 21, 20]) fertilizer_B = np.array([15, 17, 16, 14, 18, 16, 15, 19, 17, 18])
のように与えるとよいでしょう。
3.scipy ライブラリを使用してt検定を実行します。
4.仮説検定の結果を解釈し、肥料Aと肥料Bの効果に有意差があるかどうかを判断します。