ProcessingのP3Dモードで実行画面が出ない場合の対応方法

プログラミング

Processingで3D表示を行うときには、P3Dモードにしますが、プログラムを実行しても、何の実行画面も出ない複数の生徒さんがいました。
なかなか原因がわからず困っていたところ、自分のPCで同じ現象が出たので徹底的に調べてみました。

boxのプログラムをダウンロード

からサンプルプログラムをダウンロードし、展開してから実行してみましょう。

何の実行画面も出ない場合は、以下を参考に対応しましょう。

以下、対応方法です。
方法3がお勧めです。

方法1.タスクマネージャーを開き、jogamp_exe_tstxxx.exeを終了する。

このプロセスが邪魔をしているようです。

 

方法2.ウイルスバスターを終了する。

上記のプロセスはウイルス対策ソフトである、ウイルスバスターに関連したものでした。

よってウイルスバスターを一時的に終了すれば3D表示ができました。

ただし、セキュリティ上、この方法はお勧めできません。

 

方法3.お勧めの方法です。
Processingの設定ファイルpreferences.txtを探します。

そのために、ファイル→設定 をクリックします。

 

以下の設定画面の一番下にある

C:¥Users¥xxx¥preferences.txt

をクリックします。

 

以下のようなpreferences.txtがあるフォルダーが開きます。

 

Processingを終了します。
Processingの設定ファイルpreferences.txtを開きます。
run.options=
を探し、以下のように
run.options=-Djogamp.gluegen.UseTempJarCache=false
を追加し、保存します。

 

 

同様にして
preferences.oldを開きます。

run.options=
を探し、
run.options=-Djogamp.gluegen.UseTempJarCache=false
を追加し、保存します。

 

Processingを起動します。

手順が異なると

run.options=-Djogamp.gluegen.UseTempJarCache=false

が消えて

run.options=

となっていることがあるのでもう一度、確認しましょう。

消えていれば再度トライします。

 

サンプルプログラムを実行してみましょう。

今度は無事、表示されるはずです。