無料のプログラミング体験教室を2014年3月29日に自由が丘にて、
3月30日に新宿にて開催しました。
自由が丘教室では、4名の中学生とその保護者の方、総計7名の方に参加頂きました。
新宿教室では、3名の小中学生とその保護者の方、および見学者の方の総計7名の方に参加頂きました。
お子様のみならず複数の保護者の方から面白かったという感想を頂きました。
しかし、その一方、「ここがわからなかった」というご意見もありました。
いろいろ説明したくて盛りだくさんの内容にしすぎたようです。
定期教室ではもう少し余裕をもってお子様が考える時間を充分確保したいと思っております。
内容は前半が
自己紹介
なんのためにプログラミングをやるの?
本教室の特長
具体的にどんなことを学ぶの?
出来上がったものを体験してみよう!
まずは基本からやってみよう!
休憩をはさんで、後半は
ところでプログラミングってなんだっけ?
より進んだことにトライしよう!
まとめ
質疑応答
といった具合に進めました。
教室の趣旨説明として、
単に与えられた問題をプログラミングして解くだけではなく、自分で課題を設定できる力を養っていきたい。このことが、人々に感動を与え、社会の役に立つような真の創造力につながるのではないかという考えを披露させて頂きました。
また、本教室の売りである、プログラミングで科学(自然科学、応用科学、人文社会科学)に関する様々な現象をビジュアル化し、より深く科学を学ぶということを実際にいくつか体験して頂きました。
再帰というテクニックを使った木の枝のシミュレーション、魚の群れが形成される様子、動物や魚の体表面の模様が形成されていく様子をリアルタイムに楽しんで頂けたようです。
また、拡張現実(AR)の実演も行い、紙の上にCG画像が重畳される様子を見てもらいました。
いきなりこのようなことが出来るようになるわけではありませんが、興味を持って頂けたものと思います。
さて、実際にシミュレーションが出来るようになるには、様々な基本的事項を学ぶ必要があります。
本体験教室では、数直線、座標の概念を簡単に説明したあと、身近な題材である「波」をテーマにプログラミング実習を行いました。
使用する言語は何でも良いのですが、プログラミングで手間取って、本質の部分の勉強ができなくなっては本末転倒ですので、初心者でもすぐに使えるビジュアル言語Scratchを利用しました。
まだ、学校では習ってないサイン波で波を描き、さらに複数のサイン波でいろんな波の形が出来ることを体感してもらいました。
さらに後半では、よりたくさんの波を足し算することで矩形の波もできるということをコンピュータ上で実験してもらいました。フーリエ級数は大学レベルの内容ですが、コンピュータを使えば簡単に実験できるところが良いところだと思います。
今回題材にしたサイン関数については、その物理的意味を伝えることも大事だと思いますが、時間の都合上そこまではできませんでした。
次の機会があればお教えしたいと思います。
盛りだくさんにしすぎて、わからなかった部分もたくさんあったようですが、繰り返し学習することで徐々に理解が進むようにしていきたいと思います。
なお、当日頂いた質問に関しては、同じ疑問を持つ方も多いと思いますので、
下記にまとめました。ご参考にしてください。
Q:子供専用のPCがないが大丈夫か?
A:4台までは教室で準備できます。
逆に自分のPCを持参したい場合はお持ちください。
Q:学校行事等で欠席した場合の振り替え授業は?
A:都度、相談させてください。
例えば、第5土曜日、日曜日を利用して振り替えるとか、
自由が丘教室だけど新宿教室に参加するなどの方法を考えます。
Q:進め方は講義形式か?
A:講義と個人のスキルに合わせた実習とをバランスよく行う予定です。
Q:わからなかったところがあるが
A:一回でわからなくても、大事なことは何回も繰り返し説明するように致します。
Q:コースは何コース?
A:既に他のプログラミング教室に通われていた場合でも、プログラミングで科学を学ぶことは初めてだと思われます。
また、プログラミング言語はあくまで手段ですので、知っているプログラミング言語の数や種類でのコース分けはしていません。
まずは全員に、初級Aコースをお勧めしております。
Q:初級Aコースのカリキュラムは?
A:使用する言語は主にビジュアル言語Scratchですが、プログラミングの考え方を学びます。
後半では次への準備としてメディアアート系の人がよく使用しているProcessing(もともとMITで開発していたJavaベースの言語)を使い、いわゆるコードを書く練習をしていきます。
基礎知識としてはコンピュータのしくみについて学びます。
また、科学については今後の基礎となる事項を学びます。例えば三角関数や乱数の性質などを学習します。基礎といっても学校では習っていないことが多く出てきますので、重要なことは忘れた頃に形を変えながら繰り返し復習します。
Q:家では何を勉強しておけばよいか?
A:様子を見させていただきながら個人個人に合わせてコメントさせて頂きます。
以上