1980年頃のプログラミング教育事情

サイエンス記事

1980年頃、大学では「算法通論」という授業がありました。算法通論のテキストのまえがきを見ると「本書は東京大学教養学部の第4学期に、工学部進学予定者のために開講されている「算法通論」の教材である」とあります。
内容はFORTRANによるプログラム作成法の基本と、数値計算法の初歩となっています。
毎週2時間ずつ15週間程度でこれをこなすことができると書いてあります。
教科書としてはJIS FORTRAN入門という本を使用していました。

プログラムはデータカードに穿孔し、これを大型計算機センターに持参して機械で読み取り計算させていました。

数値計算法の教材としては下記のものを使用していました。
今見ても基本的な数値計算法としては遜色ないもののように思います。